報告

長崎県町村議会議長会講演「長崎県の現状と将来に向けた提言」

2022年07月06日

2022.7.4「長崎県町村議会議長会」研修で、弊財団理事長・菊森淳文が「長崎県の現状と将来に向けた提言」と題して講演させていただきました(約100名)。

〇講演概要

  1. 長崎県の現状と課題-人口減少・高齢化が地域にもたらす影響と対応策

(1)  人口減少・高齢化への政策対応

(2)  人口が減少しても維持・発展できる自治体づくり

(3)  健全な危機感の醸成

(4)  地方自治体の役割

  1. アフターコロナの経済社会変化

(1)  人口移動が変わる

(2)  科学技術が変わる

(3)  健康・生命・環境への意識が変わる

(4)  価値観が変わる:SDGs・{生きる意味}

  1. 将来に向けた提言

(1)  これまでのプロジェクト

(2)  これからの長崎を発展させるプロジェクト(提言)

①     スマートシテイ、スーパーシテイ化:データ連携基盤に基づいたDX社会の実現

②     IR/MICE:新しい観光都市の形成~顧客層のデータ・マーケテイング、九州から全国への展開、高付加価値化

③     未来の産業構造形成で若者を活かせる長崎県へ(教育と産業の協働)~オープンイノベーションによる成長。

④     再生可能エネルギープロジェクト(特に海洋再生可能エネルギー)

⑤     食糧生産基地機能の強化:農業・水産業・林業~ロシアのウクライナ侵攻により顕在化。長崎県にとって大きなチャンス到来。

⑥     コミュニテイの維持・再生:自治体と企業・住民の協働。プロジェクト型人材育成。

⑦     文化・スポーツによる地域創生:「地域の誇り」は地域の精神的な原動力。アート思考・デザイン思考を中心とした創造性を。スタジアムシテイを起爆剤に。

⑧     北部九州スーパーリージョン形成:中央リニア新幹線による首都圏への時間短縮。北部九州の特性・長崎県の差別化をどう図るか。行政の効率化と企業経営の強化が必要になる。